COLUMN

【種類別】看板の撤去費用の相場|依頼できる業者や費用が高くなるケースを徹底解説!

看板の撤去を検討している方で、どのくらいの費用がかかるか知りたい方もおられるのではないでしょうか。看板の種類や設置場所によって、費用は大きく異なるため、事前にしっかりと把握しておく必要があります。

本記事では、看板の種類別の撤去費用の相場や依頼できる業者、費用が高くなるケースをご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

編集部バナー

看板の撤去を依頼できる業者

看板の撤去を依頼できる業者

まずは、看板の撤去を依頼できる業者について解説します。

  • 解体業者
  • 看板屋

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.解体業者

解体業者は、看板の撤去や建物の解体作業において、幅広いサービスを提供しています。看板の基礎部分の撤去が必要な場合や、建物の解体を同時にする場合、一括して解体業者に依頼すれば、効率的に作業が進められます。

とくに、複数の業者に依頼する手間を省きたい方にとっては、解体業者へまとめて依頼するのがおすすめです。大規模な解体工事にも対応可能な業者であれば、安心して任せられます。

なお、内装の解体については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:内装解体とは?解体工事のステップや費用相場、安く抑えるためのポイントまで徹底解説!

2.看板屋

看板の撤去を検討している場合、看板屋に撤去を依頼するのも一般的な方法です。看板の設置を依頼した業者がわかっている場合、その業者に連絡しましょう。

しかし、看板屋が少ない地域や探すのに手間がかかる場合には、解体業者に依頼するのが効率的です。看板撤去の際は、地域の状況を考慮して、最適な業者を選ぶようにしてください。

CTA

【種類別】看板の撤去費用の相場

【種類別】看板の撤去費用の相場

次に、種類ごとの看板の撤去費用の相場について解説します。それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.袖看板

袖看板は、ビルの外壁や支柱から突き出す形で設置される看板であり、一般的には突き出し看板とも呼ばれます。大きさは幅広く、大人一人で持てる小型のものから、大規模なものまでさまざまです。

建物が密集している都市部や狭い通りでよく見かける場合が多く、撤去にはおおよそ1万円〜3万円程度の費用がかかるのが一般的です。

2.壁面看板

ビルや商業施設の外壁に設置される看板は、視認性が高く、遠くからでも多くの人々にメッセージを届けられます。大型の建物に取り付ける場合、存在感から広範囲にわたるアピールが可能です。

しかし、設置場所が高所であったり、作業が複雑になったりする場合、撤去時の費用が増加する可能性があるため、総費用が8万円以上になるケースも珍しくありません。

3.スタンド看板

自立型のスタンド看板は、飲食店の前に設置される場合が多く、メニューやパンフレットを展示するために使用されます。電飾付きの大型看板や、地面に固定されているスタンドタイプもあります。

これらの看板を取り外す際、自己処理が可能であれば、撤去にかかる費用は発生しません。しかし、業者に依頼した場合、1万円以上が相場となります。

4.内照式看板

LED照明や蛍光灯を内蔵した看板は、夜間でも視認性が高く、深夜営業の店舗において大切な役割を果たします。居酒屋やコンビニ、スーパーなどで広く使用されており、集客効果を高めるために効果的です。

また、アクリル製であるため、撤去時のコストも比較的低く抑えられますが、内部の電飾の量や再利用するかによって費用の変動があります。一般的な撤去費用は、1万5,000円〜3万円です。

5.野立て看板

野立て看板は、交通量の多い道路沿いや田畑などに設置され、車や電車での移動中によく目にするものです。病院やホームセンターなどの施設が多く利用しており、設置場所に応じて、木材、金属、プラスチックなどの素材が使用されます。

なお、看板の撤去費用は、1万5,000円〜3万円程度が相場です。しかし、地面に固定され、自立しているため、基礎撤去も含めると、費用が10万円以上に達する可能性があります。

6.テント看板

看板は飲食店や小売店の顔とも言える存在で、店舗の入口を彩り、店名やブランドをアピールする大切な役割となります。屋外に設置されている場合、天候や時間の経過とともに劣化が進むため、定期的な点検と適切なメンテナンスが欠かせません。

なお、テント看板の撤去費用は、1万〜3万円が一般的です。さらに、処分費用を含めると、8万〜10万円が相場となります。

7.欄間看板

店舗の正面入口の上に設置される欄間看板は、店の象徴的な存在として大きな役割を果たします。別名としてファサードサインやパラペットサインとも呼ばれ、内蔵照明やスポットライトで照らして、視認性を高めています。

この看板は、通行人や来店者にとって、店の第一印象を決める大切な要素です。なお、撤去費用の相場は、3万円~5万円程度です。

CTA

看板の撤去費用が高くなるケースは5つ

看板の撤去費用が高くなるケースは5つ

次に、看板の撤去費用が高くなるケースについて解説します。

  • 構造が特殊な場合
  • 大きいサイズの看板を撤去する場合
  • 足場が必要な場合
  • 高所作業車が必要な場合
  • 基礎の撤去が必要な場合

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.構造が特殊な場合

看板の撤去費用は、看板の構造や設置場所によって大きく変動します。特殊な構造を持つ看板や、大きなサイズの看板の場合、撤去には一般的な作業より多くの手間と時間が必要です。

たとえば、支柱が複数本あったり、地盤が弱い場所に設置されていたりする場合は、基礎が深く埋め込まれている可能性があり、撤去作業が複雑化します。こうした場合、重機を使った大規模な工事が必要となるため、費用が高くなる傾向にあります。

2.大きいサイズの看板を撤去する場合

高さが5m以上の看板では、一般的な撤去作業よりも複雑な工程が必要です。このため、重機や特殊な装置を使用する頻度が増え、費用が割高になる場合があります。

事前に信頼できる業者に現地調査を依頼して、看板の大きさや設置状況に応じた正確な見積もりを取るようにしましょう。適切な対応ができる業者を選び、無理のない撤去を心がけてください。

3.足場が必要な場合

看板の撤去作業において、設置場所が高所や人通りの多い場所の場合、足場の設置が必要です。足場は、作業員の安全を確保するために欠かせない設備であり、通行人や周囲の安全も守る役割を果たします。

また、高層ビルなどでの撤去作業では、落下防止のための防護設備も追加されるため、作業範囲や足場の規模に応じて費用が上がる傾向があります。これらの対策は、安全を最優先にするためのコストと考え、慎重に計画することが大切です。

4.高所作業車が必要な場合

ビルの屋上や高い外壁に設置された看板を撤去する際には、高所作業車の使用が不可欠です。特殊な機材を使用するため、リース費用が発生し、加えて高所作業のスキルを持った作業員の確保も必要になります。

このため、一般的な撤去作業よりも費用が高くなる傾向にあります。ビルや大型施設での作業では、このような高所作業車の準備が不可欠であり、安全性を確保するためにも予算に余裕を持って計画することが大切です。

5.基礎の撤去が必要な場合

看板の基礎部分の撤去には、重機を使用した大規模な工事が必要となるため、費用が高額になる可能性があります。地下の状況は実際に掘削してみるまで正確にはわからないため、予期せぬ追加作業が発生する場合があります。

こうした場合に備えて、追加費用の発生を考慮して、事前に業者へ追加作業が必要な際には、必ず報告してもらうように依頼しておきましょう。

CTA

看板の撤去を依頼する際の注意点は3つ

看板の撤去を依頼する際の注意点は3つ

次に、看板の撤去を依頼する際の注意点について解説します。

  • 仕上げの状況を確認する
  • 極端に安い業者は選ばない
  • 追加費用が発生する場合がある

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.仕上げの状況を確認する

看板の撤去作業を依頼する際には、撤去後の地面や壁面の状態をしっかりと確認することが大切です。作業が終わったあと、地面に穴が残っていたり、整地が不十分であったり、壁面によごれが残ったままだと、施主としては不満が残ります。

このため、施工業者を選ぶ際には、最後まで丁寧に仕上げをして、撤去後の清掃や整地をきちんと実施してくれる業者を選ぶようにしましょう。

2.極端に安い業者は選ばない

施工業者を選ぶ際は、見積もり額が他社と比べて極端に安くないか注意が必要です。このような業者は、品質の低い工事や違法な廃棄物処理を実施して、コストを削減している可能性があります。

また、初めは低価格を提示し、後から追加の費用を不当に請求するリスクもあります。信頼できる業者を選ぶためには、見積もりの詳細を十分に確認し、トラブルを未然に防ぐことが大切です。

3.追加費用が発生する場合がある

地中に関わる工事として、基礎部分の撤去作業をする際には、現地調査だけでは見えない地中の状況が影響を与える場合があります。このため、作業中に予期せぬ問題が発生して、追加の作業や費用が必要となるリスクに備えておきましょう。

あらかじめ、追加の費用が発生する可能性を認識しておけば、入念な準備が可能になります。

CTA

看板の撤去費用でよくある3つの質問

看板の撤去費用でよくある3つの質問

最後に、看板の撤去費用でよくある質問について解説します。

  • 質問1.看板の撤去費用を抑える方法は?
  • 質問2.看板の撤去は自分でもできる?
  • 質問3.看板を撤去する作業の流れは?

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

質問1.看板の撤去費用を抑える方法は?

看板の撤去費用を抑える方法としては、以下が挙げられます。

  • 図面や資料を提示する

看板の図面や資料がある場合は、見積もりの段階で業者に提示すれば、正確な見積もりを受け取れる。看板の素材や構造を事前に把握してもらうと、無駄な作業を減らせる

  • 複数の業者から見積もりを取る

看板の撤去費用は業者によって異なるため、複数の業者に見積もりを依頼して比較する必要がある。掲示された見積もり額を平均額で出すと、適正な価格での撤去が可能になる

質問2.看板の撤去は自分でもできる?

看板の撤去を自分で実施するのは可能ですが、さまざまなリスクが伴います。高所に設置されている看板の場合、作業中の落下事故の危険性が高いです。

これは、自分自身だけでなく、周囲の人々を危険にさらす可能性も含んでいます。また、高所作業車やクレーン車が必要な場合や、基礎の解体が必要な場合には、専門的な知識と機材が不可欠です。

さらに、道路を使用する場合には、法的な許可を得なければなりません。これらの要因を考慮すると、看板撤去は専門業者に依頼するのが安全で確実な方法です。

質問3.看板を撤去する作業の流れは?

看板を撤去する作業の流れは、以下のとおりです。

  • 看板の材質やサイズ、設置場所を確認

作業に必要な機材や工具を準備する

  • 安全対策の実施

近隣の環境に配慮し、適切な時間帯の作業や通行制限を実施する

  • 電源の切断

看板の電源を切り、火災や電気ショートのリスクを排除する

  • 解体作業

看板を丁寧に分解し、部品ごとに分別してリサイクルや廃棄処理をしやすくする

  • 清掃と仕上げ

作業後に周囲を清掃し、元の状態に戻す

CTA

まとめ

まとめ

本記事では、看板の種類別撤去費用の相場や依頼できる業者、費用が高くなるケースをご紹介しました。

看板の撤去を依頼する際には、解体業者や看板屋での対応が可能です。撤去費用は、袖看板や壁面看板、野立て看板など、看板の種類によって相場が異なります。しかし、構造が特殊な場合や、大型看板、高所作業車や足場が必要な場合などは、撤去費用が割高になる可能性が高いです。

また、撤去を依頼する際には、見積もり額が極端に安い業者は避け、追加費用の発生にも注意してください。また、撤去作業後の地面や壁面の状態も念入りに確認し、正しい作業が行われているか確認を忘れないようにしましょう。

編集部バナー

CTA
LINE登録