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看板撤去費用の不安解消!種類別の料金と3つの注意点
看板撤去費用の不安解消!種類別の料金と3つの注意点

看板撤去費用とは、一般的に数万円〜数十万円程度が相場の目安ですが、看板の種類や設置場所によって金額は大きく変動します。店舗の移転や閉店に伴い、看板撤去の費用が具体的にどれくらいかかるのか分からず、不当に高い金額を請求されないか不安に感じている方もおられるのではないでしょうか。

適正な価格を把握して、コストを抑えながら安全に撤去を進めるためのポイントは、以下のとおりです。

  • ポイント①複数の業者から相見積もりを取って比較する
  • ポイント②看板の種類や設置状況を正確に伝えて追加費用を防ぐ
  • ポイント③自社施工ができる専門業者に直接依頼する

この記事では、種類別の看板撤去費用や、看板撤去工事の基本的な流れと知っておくべき注意点、看板撤去費用を適正価格に抑えるポイントを解説します。また、よくある質問も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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【種類別】看板撤去費用の相場

看板にはさまざまな種類があり、サイズや設置されている高さ、作業に必要な重機の有無によって費用は大きく異なります。ここでは、代表的な看板タイプ別に、一般的な撤去費用の相場をまとめました。

◆看板の種類別撤去費用相場

看板の種類費用の目安特徴
壁面看板3万円〜15万円建物の壁に設置された看板
袖看板(突き出し看板)5万円〜20万円建物の側面から突き出た看板
野立て看板(ポール看板)10万円〜50万円地面に柱を立てて設置された看板
屋上看板(塔屋看板)30万円〜100万円以上建物の屋上に設置された大型看板
スタンド・ウィンドウサイ
1万円〜5万円移動可能な看板や窓ガラスのシー

種類①壁面看板(パラペット看板)

店舗の入口上部などの壁面に設置される壁面看板は、比較的小規模なものが多く、撤去費用は3万円〜15万円程度が目安です。ハシゴや脚立で作業できる高さであれば費用は抑えられますが、高所作業車が必要な場合は重機代が加算されるため注意しましょう。

また、看板を撤去した後の壁面にビス穴やよごれが残るため、その補修費用が含まれているかも確認してください。

種類②袖看板(突き出し看板)

建物の壁面から道路側に突き出して設置される袖看板は、5万円~20万円程度が一般的な相場です。撤去作業が道路上で行われる場合が多く、その場合は警察署への道路使用許可申請が必要になるケースがあります。

内部に照明器具が入っている行灯タイプが多いため、電気配線の処理や蛍光灯などの産業廃棄物処理費用が発生する点も考慮しましょう。

種類③野立て看板(ポール看板)

駐車場や道路沿いに独立して設置されている野立て看板は、10万円~50万円程度と費用に幅があります。看板本体の撤去だけでなく、地中に埋まっている基礎コンクリートの撤去を行うかどうかで金額が大きく変わります。

基礎を撤去して更地に戻す場合は、掘削作業や埋め戻し作業が必要となるため、大掛かりな工事になると想定しておきましょう。

種類④屋上看板(塔屋看板)

ビルの屋上に設置された大型の屋上看板は、足場の設置や大型クレーンの手配が必要となるため、30万円〜100万円以上と高額になる傾向があります。作業の難易度が高く、風の影響も受けやすいため、安全管理が徹底された実績のある業者への依頼が不可欠です。

アスベストが使用されている建材が含まれる場合は、法令にもとづいた特別な処理が必要となり、追加費用が発生する可能性があります。

参考:建築物等の解体等に係る石綿ばく露防止及び石綿飛散漏えい防止対策徹底マニュアル|環境省

なお、アスベストが規制されたのは何年以降かについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:【2025年最新】アスベストが規制されたのは何年以降?使用有無を調べる方法もご紹介!

種類⑤スタンド看板・ウィンドウサイン

店頭に置くスタンド看板や、窓ガラスに貼られたカッティングシートなどは、1万円〜5万円程度で撤去可能です。これらは、比較的容易に撤去できますが、ガラス面のシート剥がしは糊が残ると見栄えが悪くなるため、プロに依頼して、綺麗に原状回復しましょう。

産業廃棄物として適切に処分する必要があるため、家庭ゴミとして出さないように注意してください。

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看板撤去費用を適正価格に抑える3つのポイント

看板の撤去費用は決して安いものではありませんが、工夫次第で適正価格に抑えられます。 無駄なコストを省き、納得のいく価格で工事を依頼するために向けた大切なポイントを紹介します。

ポイント①複数の業者から相見積もりを取って比較する

最初に見積もりを依頼した1社だけで即決せず、必ず2社〜3社の業者に相見積もりを依頼してください。複数の見積もりを比較すれば、工事の適正な相場が見えてくると同時に、極端に高い業者や安すぎる業者を見分けられます。

見積もりの内訳が詳細に記載されているかも、信頼できる業者を見極めるための大切な判断材料です。

ポイント②看板の種類や設置状況を正確に伝えて追加費用を防ぐ

見積もりを依頼する際は、看板のサイズ、設置場所の高さ、前面道路の幅などをできるだけ正確に伝えましょう。現調(現地調査)に来てもらうのが確実ですが、事前に写真を送るなどして情報を共有しておくと、当日の追加請求トラブルを防げます。

看板内部の構造や電気配線の有無などは、撤去の手間や処分費に影響するため、事前に分かっている情報はすべて伝えてください。

ポイント③自社施工ができる専門業者に直接依頼する

解体工事や看板撤去を専門として、自社で職人を抱えている業者に直接依頼すれば、中間マージンをカットできます。看板製作会社や大手リフォーム会社を経由すると、下請け業者への紹介料が上乗せされ、費用が割高になるケースが一般的です。

直接施工を行う業者は、現場の状況判断も早く、費用の相談にも柔軟に応じてくれる点などがメリットです。

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看板撤去工事の基本的な流れと知っておくべき3つの注意点

看板撤去工事は単に看板を取り外すだけでなく、事前の申請や廃棄物の処理など、法律に関わる大切なプロセスが含まれています。トラブルなくスムーズに工事を完了させるために、知っておくべき基本的な流れと注意点を解説します。

注意点①道路使用許可の申請が必要なケースを確認する

看板の撤去作業に伴い、クレーン車や高所作業車を道路上に停車させる必要がある場合は、管轄の警察署へ「道路使用許可」の申請が必要です。この申請を怠ると違法行為となり、工事が中断されるだけでなく、依頼主にも責任が及ぶ可能性があるため注意してください。

申請手続きは、業者が代行してくれる場合が一般的ですが、手数料が別途発生する点も理解しておきましょう。

参考:道路使用許可の概要、申請手続等|警察庁

注意点②看板内部の蛍光灯やアスベストの処理方法を把握する

撤去した看板は産業廃棄物として扱われますが、特に蛍光灯や水銀灯などは有害物質を含むため、適正な処理が義務付けられています。また、古い看板の塗料や建材にアスベストが含まれている可能性がある場合、事前の調査と法令に基づいた慎重な作業が必要です。

不法投棄などのトラブルに巻き込まれないためにも、廃棄物処理委託契約書(マニフェスト)を適切に発行してくれる業者を選びましょう。

注意点③撤去後の壁面補修や原状回復の範囲を決めておく

看板を取り外した後の壁面には、ビス穴やよごれ、色あせなどが残ることが多いため、どこまで補修するか事前に決めておきましょう。賃貸物件の退去に伴う撤去の場合は、貸主との契約内容にもとづき、原状回復の範囲を明確にしておかないとトラブルになります。

単に穴を埋めるコーキング処理だけでよいのか、塗装まで行う必要があるのか、業者と綿密に打ち合わせをしてください。

なお、原状回復工事については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:【プロが教える】原状回復工事とは?適正費用での退去方法

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岡山の看板撤去・解体工事なら「金山株式会社」

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看板撤去を含む解体工事を安全かつスムーズに進めるためには、地域に根差した信頼できる業者選びが不可欠です。岡山エリアで、近隣への配慮と確かな技術力を求めるなら、実績豊富な専門業者への相談をおすすめします。

「金山株式会社」では、長年培ってきた豊富な経験と実績を活かして、周辺環境や近隣に配慮したスムーズで効率的な解体工事を実現しています。また、徹底した安全管理体制により、お客様の安心できるパートナーとして、ご支持をいただいている点が強みです。

さらに、専門スタッフによるアスベスト調査や除去工事の対応も可能です。岡山県全域でお客様のニーズに合わせた柔軟な対応を心がけ、迅速で信頼性の高いサービスを提供しています。⇒金山株式会社へのお問い合わせはこちら

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看板撤去の費用についてよくある3つの質問

最後に、看板撤去の費用についてよくある質問をご紹介します。それぞれ詳しくみていきましょう。

質問①看板の撤去は自分で行っても問題ありませんか?

脚立で届く範囲の軽量なものやシート剥がし等は可能ですが、高所作業や電気配線を伴う撤去は、落下や感電の重大な事故につながるため推奨できません。

また、撤去した看板は「産業廃棄物」として適切な処理が法律で義務付けられており、家庭ゴミとして廃棄すると不法投棄で処罰の対象となります。安全確保と適正処分の観点から、専門知識を持つ業者へ依頼しましょう。

質問②撤去した看板の処分費用は工事費に含まれますか?

多くの見積もりでは、撤去作業費と処分費(産業廃棄物処理費)は別項目として計上されるか、または「撤去処分費」として合算されています。

業者によって記載方法は異なりますが、処分費が含まれていない場合は別途請求される可能性があるため、見積もり時に必ず内訳を確認してください。

適正に処分されたことを証明するマニフェストの発行が可能かも確認しておくと安心です。

質問③見積もりを依頼する際に準備すべき情報は何ですか?

スムーズに見積もりを依頼するためには、看板の「設置場所の住所」「看板の種類とサイズ」「設置場所の高さ(階数)」の情報が必要です。

また、看板全体の写真と、足元(作業スペース)の状況がわかる写真を用意しておくと、より正確な概算費用を出してもらいやすくなります。図面がある場合は、それも合わせて提示すると構造が把握しやすくなり、追加費用の発生リスクを減らせます。

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適正価格で安全に看板を撤去しよう!

看板の撤去は、費用面や手続きにおいて不安を感じる場合も多いですが、正しい知識を持っていれば適正価格で安全に進められます。信頼できる業者と連携して、無駄なコストを省きながら、トラブルのない工事を実現してください。費用を抑えるための大切なポイントは以下のとおりです。

  • ポイント①複数の業者から相見積もりを取って比較する
  • ポイント②看板の種類や設置状況を正確に伝えて追加費用を防ぐ
  • ポイント③自社施工ができる専門業者に直接依頼する

看板を放置すると、老朽化による落下事故などのリスクを高めかねません。不要になった看板は早めに撤去して、建物の美観を保つとともに、安全な環境を維持しましょう。
なお、「金山株式会社」では、豊富な経験と実績を活かし、周辺環境や近隣に配慮したスムーズな解体工事を実現してまいりました。岡山県全域でお客様のニーズに合わせた柔軟で信頼性の高いサービスを提供していますので、ぜひお気軽にご相談ください。⇒金山株式会社へのお問い合わせはこちら

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